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すずめの戸締まり、試写会から恐らく十数日ぶりにもう一度見て来た
体調がすこぶる悪かったんだけどグッズの売り切れが出始めてるって聞いて慌てて向かって…近所のTOHOは椅子ちゃんのキーホルダーがラスイチだったから危なかった…
で、結局外出て来たし体調もマシになってきたしやっぱり初日に見たいよねと思ってそのままチケット買って見た
#映画
以下ネタバレ
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一回目はまだ誰も見ていない状況で、題材の大きさに果たしてこれは受け入れられるものなんだろうか…私は面白いと思ったし凄く泣いたけどこれは…果たして…という「好きな人が声優をやっている作品への緊張感」があったんだけど、二回目はもう世に出ている状態だったからしっかりと落ち着いて作品を噛みしめることが出来た
好きな人が出ている作品はいつも、ミュージカルも映画も、一回目は緊張してみているから、二回目の方が作品として楽しめる気がしてる
序盤~中盤は各地を旅するロードムービー、終盤は大事なものに対して向き合う話…という構成が良いなと思う
「思い合う」「思われる」「大切にされる」ことに対して真摯な作品だと思っていて、それが終盤のすずめの常世でのシーンにも聞いてくるなと思う
旅をして優しい人達に会って、その人達から服や帽子を分け与えて貰って、抱きしめられて、励まされて、背中を押されて…そういった映画の中での経験があるからこそ、「今は辛くても人を愛せるし人に愛される」に繋がるんだなって
もし前半部分が違ったらそこの説得力みたいなものが薄まる気がするから、やっぱり一本通して見て筋が通ってて構成がいい…
新海作品は構成がいいなって毎回思うな…
つい最近、友達と小さい頃に遊んでいた遊園地ってもうないよねという話をしていて…私は南大阪に住んでたから「みさき公園」によく遊びに行ってたんだけど、それももうなくなってしまっていて
小さい頃に遊んでいた遊園地がなくなってしまう寂しさ、忘れられていく寂しさを丁寧に描いているなと思って…
どのシーンもその場所が愛されていたという声が聞こえてきて、それが凄く心にしみて戸締まりのシーンは毎回泣いてた
楽しかったねとか、また来ようねとか、愛されていた場所であるのに時代が進んで忘れられてしまう…作品を通してそれぞれの人生にあったそういう場所の事をもう一度思い出して欲しいと伝えられているようにも感じた
鈴芽が主人公として凄く強くて、それもよかった
コミュ力がめちゃくちゃあるんだよね…初対面の人にどんと甘えていける(不躾という意味ではなく)人柄で、それが不快じゃない…
それでいて一度死を間近で見ている(常世にいったことがある)から、自分自身に頓着がない
……自分に頓着がないからどんと甘えていけるのかな?だからこそ人に対して直球に向かっていける?
はつらつとしていて人に好かれる明るい女の子なのに死を恐れていない、そのキャラクター性がアンバランスに感じない設定でこれも上手いな、良いなと思った
きっと何かに夢中になれるのが初めてだったんじゃないかなぁとか色々考える
草太に対しての恋心も綺麗な人→どこかで会ったことがあるような懐かしさ・気になる存在→しっかりとした大人なのに放っておけない存在→大切な人→好きな人と過程を踏んでいるなと思った
この恋心の過程ははっきりと変化を描かれていない気がするから一回だと飲み込めない気もするけど、順を追って丁寧に気持ちを拾っていくと変化がわかって恋愛要素のテーマも追いやすい気がする
私としてはもう結構「昔、悲しい時にどこかで会ったような懐かしい人」の時点で感情のフラグが読めてオッケー!となっちゃうな 安心感のある人というか
草太もよかった
美しい!綺麗な人!と思っていたらすぐ椅子になってしまって…堅苦しい口調と可愛いコミカルな椅子のギャップがやっぱりめちゃくちゃかわいい~
作中椅子関連のコミカルなシーンどれも面白くて可愛くて、昔からこういうアニメ作品のコミカルなシーンが好きだからその要素がいっぱいで嬉しかったな
特に船から降りてじゃあ鈴芽さん!って意気揚々と出発した次のシーンで足掴まれてぶらん…と情けない格好になっているところがおもしろかわいくて好き 椅子やん 椅子ですが
そして草太もきっと誰にも言ったことのない自分の家業・使命を共有できる鈴芽という人が出来てよかったなって思う
草太のおじいさん、草太が言っていた通り草太が要石になってしまっても「しくじりましたか」と言ってしまう人で、草太がいなくなることに対して悲しいとかそういった描写が一切なくて…
鈴芽はそれに対して「草太さんがいない世界が私には怖い」と言っていて、それを直接聞いていなくても自分を助けに来てくれた、迎えに来てくれたということが救いになったんじゃないかなぁ…と思う
そういう考えのおじいさんに育てられていたから、自分の中でしくじってしまったらそれはもう仕方のないこと、諦めないといけないこととして処理していたものが鈴芽によって「死にたくない」に変えられたのが、鈴芽と草太の出会った意味を感じて……今整理しながら打ってるんだけど、深くその出会いの意味を感じていいなと思った
ダイジンの不思議な行動、一回じゃ理解出来なかったけど、自分を解放してくれた鈴芽の「うちの子になる?」を真に受けて鈴芽好き!になってたんだな…ダイジン…悪役だと思ってたけど…いや、実際呪いはかけてるから悪役なのか…?
ああいうタイプのキャラクターが愛を受けていないと気付いてしょぼしょぼになってしまう描写に弱い
そして私が一番刺さったのは環さんと鈴芽だった…
なんだろう…年齢的にも結構「どっちの言っていることもどっちの気持ちもわかる」と思えるんだよね
環さんの亡くなった姉から預かった大事な姪が知らないところで行動して説明もしないしこっちがこんなに心配しているのに!も
鈴芽の説明してもわからないから説明しない、もう自分で行動できる過干渉やめてよ!も
どっちもわかる…どちらが正しいとかじゃなくて、人ひとりの人生として見て、どっちの感情もそれぞれの立場から生まれる自然な感情だと思うし、分かり合えないことも経験値の違いの差から生まれるものだからよくわかる どっちが悪いとかではないんだよ
鈴芽の「説明できない」、天気の子の帆高の「説明できない」どっちも理解が出来る
ファンタジー現象に巻き込まれてそれを言語化する力がないことも、もし仮に説明したところで何言ってんの?と言われることがわかってるから、馬鹿にされたくないからの「説明できない」なんだよなって…私だって普段生きていて怒ったり悲しんだりしているときに理解されないことだと思うと説明したくないなって思う
そしてそう言ったものがお互い極限まで積み上げられてわっと出た「頼んでないのにうちの子になれっていった」「あんたに人生めちゃくちゃにされた」(ここ曖昧なので次回見たら修正します)っていう言葉が痛々しくて~…辛くて…
ここを緩和してくれた芹澤という存在の凄さよ…芹澤については後で書きますが…作品全体のバランサーとしていい仕事しすぎでしょ…
それで、お互いに今まで思ってたけど和のために言っていなかったことをぶちまけて、ぼろぼろになった状態ででもそこで手を放さなくて…
何かに一生懸命な鈴芽をみて「もう、ええわ」って笑う環さんが…ここ本当に一番くらい好きなシーンかもしれない
「もう、ええわ」のニュアンスって本当に言葉にしづらいと思う
相互理解を諦めたわけじゃなくて、突き放すようなものじゃなくて、凄く難しい…鈴芽という難しい存在を受け入れる(受け入れるっていうのも違う…難しい…)環さんの中で何かすとんとその一生懸命さを見て感じるものがあって、すがすがしい「もう、ええわ」
「もう、ええわ」じゃなかったらすみません…覚えきれてないから違ったら修正する…
どうして私がこんな役目を、人生めちゃくちゃにされた、楽しい時間を奪われた…でも大事に思ってるというのが嘘じゃない
ここの感情が本当に良いなと思ってる
人間の感情って絶対一言では言い切れない、カテゴライズ出来ないと思っているから、一見矛盾しているようでここは両立するんだよな~…
うん……それが上手だなと思った どちらかだと言い切れないことだってあるんだよ…それが人間の感情なんだよ…感情大好き!一言では言えない感情が好きです
何気ない気持ちでサントラを聞いたら環さんの気持ちをRADWIMPS様が歌ってくださってる知らない曲が合って(劇中歌で流れない曲がサントラにはいってる!?)
これがまためちゃくちゃよかったので聞いてください…
https://www.uta-net.com/song/327895/
「時に親子になった 時に恋人だった 時に家族で友達で姉妹で時に赤の 他人だった」二人の関係性をよく表していると思う 歌詞読んでたら涙出て来た
そしてやっぱり芹澤、いいよな~~~~~~いや~~~ここを好きじゃない人いないよ
芹澤、難しい家族関係を描く終盤で巻き込まれただけであるのにそのキャラクター性で見ているこちらにちょっと息をさせてくれる存在でありがたすぎる
芹澤も環さんと同じように他人である草太を一生懸命思っているポジションなのもいいよ…
鈴芽も草太もさ…自己犠牲的だけど環さんや芹澤のように思ってくれてる相手がいるわけよ…
ピアスバチバチだしオープンカーだしチャラっぽいしタバコも吸ってるし、なのに草太を心配する気持ちがちゃんとわかる優しいいいやつなのがね…いいね…
草太が現世を思う時に芹澤の顔を思い出してるのも良いなと思ったよ
家業が…ボソボソ…みたいなとっつきにくそうな草太とちゃらんぽらんそうな芹澤の真逆の二人が友人なの、本当にいいよ~
お姉さま方にめっちゃ刺さるだろうな…ってずっと思ってた
すずめの戸締まりは最高の映画だけど唯一欠点があるとすれば草太と芹澤の会話のやりとりを聞けなかったことだよ
すずめの戸締まり感謝祭10分アニメで1分くらい草太と芹澤の大学シーン入れて欲しいよ
最後に…
松村北斗さん本当にこの作品に携わってくれて、素敵な作品に出会わせてくれてありがとう~~~~~
松村さんが出ると聞いていなければ正直映画不精なので見るかわからなかったので、見ることが出来て本当によかった
演技も凄くお上手で、特に「死にたくない」のセリフは切なくて切実で胸が苦しくて演技だけで涙が出た…
コミカルな椅子ちゃんのシーンも可愛くて…「鈴芽さん、食べて」の「食べて」の優しい響きが好き 新幹線のシーンも好き
声優って聞いた時にはドキドキハラハラふわふわしたけどやっぱり松村さんはいつもハードルを越えてきてくれて凄い…
松村さんの声の誠実さや切なさ、儚さが凄く生かされていて松村さんではないと出来ない仕事だなと思った 本当に嬉しい…嬉しいお仕事をありがとう…
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2022.11.12 01:51
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体調がすこぶる悪かったんだけどグッズの売り切れが出始めてるって聞いて慌てて向かって…近所のTOHOは椅子ちゃんのキーホルダーがラスイチだったから危なかった…
で、結局外出て来たし体調もマシになってきたしやっぱり初日に見たいよねと思ってそのままチケット買って見た
#映画
以下ネタバレ
一回目はまだ誰も見ていない状況で、題材の大きさに果たしてこれは受け入れられるものなんだろうか…私は面白いと思ったし凄く泣いたけどこれは…果たして…という「好きな人が声優をやっている作品への緊張感」があったんだけど、二回目はもう世に出ている状態だったからしっかりと落ち着いて作品を噛みしめることが出来た
好きな人が出ている作品はいつも、ミュージカルも映画も、一回目は緊張してみているから、二回目の方が作品として楽しめる気がしてる
序盤~中盤は各地を旅するロードムービー、終盤は大事なものに対して向き合う話…という構成が良いなと思う
「思い合う」「思われる」「大切にされる」ことに対して真摯な作品だと思っていて、それが終盤のすずめの常世でのシーンにも聞いてくるなと思う
旅をして優しい人達に会って、その人達から服や帽子を分け与えて貰って、抱きしめられて、励まされて、背中を押されて…そういった映画の中での経験があるからこそ、「今は辛くても人を愛せるし人に愛される」に繋がるんだなって
もし前半部分が違ったらそこの説得力みたいなものが薄まる気がするから、やっぱり一本通して見て筋が通ってて構成がいい…
新海作品は構成がいいなって毎回思うな…
つい最近、友達と小さい頃に遊んでいた遊園地ってもうないよねという話をしていて…私は南大阪に住んでたから「みさき公園」によく遊びに行ってたんだけど、それももうなくなってしまっていて
小さい頃に遊んでいた遊園地がなくなってしまう寂しさ、忘れられていく寂しさを丁寧に描いているなと思って…
どのシーンもその場所が愛されていたという声が聞こえてきて、それが凄く心にしみて戸締まりのシーンは毎回泣いてた
楽しかったねとか、また来ようねとか、愛されていた場所であるのに時代が進んで忘れられてしまう…作品を通してそれぞれの人生にあったそういう場所の事をもう一度思い出して欲しいと伝えられているようにも感じた
鈴芽が主人公として凄く強くて、それもよかった
コミュ力がめちゃくちゃあるんだよね…初対面の人にどんと甘えていける(不躾という意味ではなく)人柄で、それが不快じゃない…
それでいて一度死を間近で見ている(常世にいったことがある)から、自分自身に頓着がない
……自分に頓着がないからどんと甘えていけるのかな?だからこそ人に対して直球に向かっていける?
はつらつとしていて人に好かれる明るい女の子なのに死を恐れていない、そのキャラクター性がアンバランスに感じない設定でこれも上手いな、良いなと思った
きっと何かに夢中になれるのが初めてだったんじゃないかなぁとか色々考える
草太に対しての恋心も綺麗な人→どこかで会ったことがあるような懐かしさ・気になる存在→しっかりとした大人なのに放っておけない存在→大切な人→好きな人と過程を踏んでいるなと思った
この恋心の過程ははっきりと変化を描かれていない気がするから一回だと飲み込めない気もするけど、順を追って丁寧に気持ちを拾っていくと変化がわかって恋愛要素のテーマも追いやすい気がする
私としてはもう結構「昔、悲しい時にどこかで会ったような懐かしい人」の時点で感情のフラグが読めてオッケー!となっちゃうな 安心感のある人というか
草太もよかった
美しい!綺麗な人!と思っていたらすぐ椅子になってしまって…堅苦しい口調と可愛いコミカルな椅子のギャップがやっぱりめちゃくちゃかわいい~
作中椅子関連のコミカルなシーンどれも面白くて可愛くて、昔からこういうアニメ作品のコミカルなシーンが好きだからその要素がいっぱいで嬉しかったな
特に船から降りてじゃあ鈴芽さん!って意気揚々と出発した次のシーンで足掴まれてぶらん…と情けない格好になっているところがおもしろかわいくて好き 椅子やん 椅子ですが
そして草太もきっと誰にも言ったことのない自分の家業・使命を共有できる鈴芽という人が出来てよかったなって思う
草太のおじいさん、草太が言っていた通り草太が要石になってしまっても「しくじりましたか」と言ってしまう人で、草太がいなくなることに対して悲しいとかそういった描写が一切なくて…
鈴芽はそれに対して「草太さんがいない世界が私には怖い」と言っていて、それを直接聞いていなくても自分を助けに来てくれた、迎えに来てくれたということが救いになったんじゃないかなぁ…と思う
そういう考えのおじいさんに育てられていたから、自分の中でしくじってしまったらそれはもう仕方のないこと、諦めないといけないこととして処理していたものが鈴芽によって「死にたくない」に変えられたのが、鈴芽と草太の出会った意味を感じて……今整理しながら打ってるんだけど、深くその出会いの意味を感じていいなと思った
ダイジンの不思議な行動、一回じゃ理解出来なかったけど、自分を解放してくれた鈴芽の「うちの子になる?」を真に受けて鈴芽好き!になってたんだな…ダイジン…悪役だと思ってたけど…いや、実際呪いはかけてるから悪役なのか…?
ああいうタイプのキャラクターが愛を受けていないと気付いてしょぼしょぼになってしまう描写に弱い
そして私が一番刺さったのは環さんと鈴芽だった…
なんだろう…年齢的にも結構「どっちの言っていることもどっちの気持ちもわかる」と思えるんだよね
環さんの亡くなった姉から預かった大事な姪が知らないところで行動して説明もしないしこっちがこんなに心配しているのに!も
鈴芽の説明してもわからないから説明しない、もう自分で行動できる過干渉やめてよ!も
どっちもわかる…どちらが正しいとかじゃなくて、人ひとりの人生として見て、どっちの感情もそれぞれの立場から生まれる自然な感情だと思うし、分かり合えないことも経験値の違いの差から生まれるものだからよくわかる どっちが悪いとかではないんだよ
鈴芽の「説明できない」、天気の子の帆高の「説明できない」どっちも理解が出来る
ファンタジー現象に巻き込まれてそれを言語化する力がないことも、もし仮に説明したところで何言ってんの?と言われることがわかってるから、馬鹿にされたくないからの「説明できない」なんだよなって…私だって普段生きていて怒ったり悲しんだりしているときに理解されないことだと思うと説明したくないなって思う
そしてそう言ったものがお互い極限まで積み上げられてわっと出た「頼んでないのにうちの子になれっていった」「あんたに人生めちゃくちゃにされた」(ここ曖昧なので次回見たら修正します)っていう言葉が痛々しくて~…辛くて…
ここを緩和してくれた芹澤という存在の凄さよ…芹澤については後で書きますが…作品全体のバランサーとしていい仕事しすぎでしょ…
それで、お互いに今まで思ってたけど和のために言っていなかったことをぶちまけて、ぼろぼろになった状態ででもそこで手を放さなくて…
何かに一生懸命な鈴芽をみて「もう、ええわ」って笑う環さんが…ここ本当に一番くらい好きなシーンかもしれない
「もう、ええわ」のニュアンスって本当に言葉にしづらいと思う
相互理解を諦めたわけじゃなくて、突き放すようなものじゃなくて、凄く難しい…鈴芽という難しい存在を受け入れる(受け入れるっていうのも違う…難しい…)環さんの中で何かすとんとその一生懸命さを見て感じるものがあって、すがすがしい「もう、ええわ」
「もう、ええわ」じゃなかったらすみません…覚えきれてないから違ったら修正する…
どうして私がこんな役目を、人生めちゃくちゃにされた、楽しい時間を奪われた…でも大事に思ってるというのが嘘じゃない
ここの感情が本当に良いなと思ってる
人間の感情って絶対一言では言い切れない、カテゴライズ出来ないと思っているから、一見矛盾しているようでここは両立するんだよな~…
うん……それが上手だなと思った どちらかだと言い切れないことだってあるんだよ…それが人間の感情なんだよ…感情大好き!一言では言えない感情が好きです
何気ない気持ちでサントラを聞いたら環さんの気持ちをRADWIMPS様が歌ってくださってる知らない曲が合って(劇中歌で流れない曲がサントラにはいってる!?)
これがまためちゃくちゃよかったので聞いてください…
https://www.uta-net.com/song/327895/
「時に親子になった 時に恋人だった 時に家族で友達で姉妹で時に赤の 他人だった」二人の関係性をよく表していると思う 歌詞読んでたら涙出て来た
そしてやっぱり芹澤、いいよな~~~~~~いや~~~ここを好きじゃない人いないよ
芹澤、難しい家族関係を描く終盤で巻き込まれただけであるのにそのキャラクター性で見ているこちらにちょっと息をさせてくれる存在でありがたすぎる
芹澤も環さんと同じように他人である草太を一生懸命思っているポジションなのもいいよ…
鈴芽も草太もさ…自己犠牲的だけど環さんや芹澤のように思ってくれてる相手がいるわけよ…
ピアスバチバチだしオープンカーだしチャラっぽいしタバコも吸ってるし、なのに草太を心配する気持ちがちゃんとわかる優しいいいやつなのがね…いいね…
草太が現世を思う時に芹澤の顔を思い出してるのも良いなと思ったよ
家業が…ボソボソ…みたいなとっつきにくそうな草太とちゃらんぽらんそうな芹澤の真逆の二人が友人なの、本当にいいよ~
お姉さま方にめっちゃ刺さるだろうな…ってずっと思ってた
すずめの戸締まりは最高の映画だけど唯一欠点があるとすれば草太と芹澤の会話のやりとりを聞けなかったことだよ
すずめの戸締まり感謝祭10分アニメで1分くらい草太と芹澤の大学シーン入れて欲しいよ
最後に…
松村北斗さん本当にこの作品に携わってくれて、素敵な作品に出会わせてくれてありがとう~~~~~
松村さんが出ると聞いていなければ正直映画不精なので見るかわからなかったので、見ることが出来て本当によかった
演技も凄くお上手で、特に「死にたくない」のセリフは切なくて切実で胸が苦しくて演技だけで涙が出た…
コミカルな椅子ちゃんのシーンも可愛くて…「鈴芽さん、食べて」の「食べて」の優しい響きが好き 新幹線のシーンも好き
声優って聞いた時にはドキドキハラハラふわふわしたけどやっぱり松村さんはいつもハードルを越えてきてくれて凄い…
松村さんの声の誠実さや切なさ、儚さが凄く生かされていて松村さんではないと出来ない仕事だなと思った 本当に嬉しい…嬉しいお仕事をありがとう…